独り言;Old Man and the Sea /老人と海を読んで

友人と一緒に行った新宿の紀伊国屋で手にしたヘミングウェイの「老人と海」、久しぶりにその本を読み返した。最後に読んだのは大学生の頃だったかな。老人が命をかけてカジキと鮫と戦うそんなストーリー。

「かれは年をとっていた」から始まり、「かれはライオンの夢を見ていた。」で終わる物語の中には人生が凝縮されている。年をとった漁師は84日間一匹も釣れない日が続きた。ある日、その年をとった漁師は今まで見たことのない巨大なカジキを針にかける。そしてその巨大なカジキと年をとった漁師の孤独で命懸けの戦いが始まる。その漁師は数日間かけて巨大なカジキを釣りあげる。しかし、その釣りあげたカジキは港に帰る途中で鮫の餌食となる。その漁師は頭を絞り、命懸けで巨大なカジキを守ろうとするが、鮫たちの攻撃に勝てず、その巨大カジキのほとんどは鮫の餌食になってしまった。残ったのは頭と骨と尻尾とだけという無残な姿となってしまった。その年をとった漁師は肉体も精神もボロボロになった。やっとの思いで港に着く。老人は深い眠りにつく。そして、その老人が目を覚ました時、少年に呟く、話し相手がいると言うことはどんなに楽しいことかと。

一生に一度のチャンスを命懸けで戦い手にした大勝利。その命懸けでものにしたものは、自分の力よりも大きな力によって邪魔され、無残にも価値のないものになってしまった。命懸けで一人で戦った後に残ったのは、自分が命懸けで戦った経験と孤独感。こんな似たような状況は人生には多々あると思う。20年以上の年月が経ったあとに読み返して、より作者の心境に近づけたような気がする。

 

 

 

 

 

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